【トレードの基礎】 リスク管理の重要性
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リスク管理の重要性
リスク管理とは、資金がマイナスになる可能性を極力減らす為に、リスクと資金の2つを管理する事を指します。資産を守る事を最大限に考えた戦略という事です。リスク管理の方法としては、RR(リスクリワード)を考えたトレード・損切の設定などあります。
RRとは、リスクとリターンの比率を表す言葉となります。RR比率が1:1では、損切の位置と利益確定の位置が同じ範囲で設定しているいう意味となります。1:10では、損切の位置を狭く利益確定の位置を広く設定したという意味となります。
RR 1:1 ドル円 エントリー110円 損切位置109円 利益確定位置111円
RR 1:10 ドル円 エントリー110円 損切位置109.9円 利益確定位置111円
となります。
損切の範囲が狭いと勝率は下がりますが1回の損失は限定され、損切の範囲が広いと勝率は上がるが損失を抱えた時のダメージがでかくなります。RRと勝率を考えて、どこでエントリーするかを考えるのが重要という事になります。
相場でコントロールできる事を実行するべし
一般市民が相場でコントロールできる事は、「エントリーをする事」と「決済をする事」の2つしかありません。つまり、リスク管理とはRR比率を高めながら、勝率を上げる手法を自分らで見つける(又は教えてもらう)しか方法がないと言う事です。
リスク管理の最高峰は、反転ポイントを正確に見極めてビタでエントリーする事となります。言い換えれば、ビタでエントリーできる精度のテクニカル分析を習得するしかないという事になります。
「負け」を受け入れる事=損切!?
上に書いてある事を理解されている方は多いはずです。でも、理解しているが資金が減っている方も多いのではないでしょうか。
それは、「エントリーが早い」「利益確定が早い」「損切が出来ない」の3つが多いと思います。「エントリーが早い」は実力不足となるので勉強して精度を上げるのが一番です。多くの方が「利益確定が早い」と「損切が出来ない」の2点で資金が減っているのではないでしょうか。これは、事前に設定したRRと勝率の関係性が崩れ理論上でも負けてしまう結果となっている事が多くあります。理論上で負けている為、勝っている事があっても施行回数が増えれば必然的に負ける事になります。「コツコツ、ドカン」もこれの一種で、あの「ドカン」がなければ勝っていたのに・・・と、思ってしまいがちですが、リスク管理を怠った事で「ドカン」となっているので、やはりリスク管理はとても大切という事になります。
では、何故「損切」できないのか?これが永遠の課題だと思います。「負けを受入れる事で損切りができる」や「ルール通りに損切する」や「早く損切して次のエントリーをする」など、いろんな事が言われていますが、「そんな事は理解している」がいざとなった時に病気のように損切設定をずらしてしまうもんなんです。
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損切するコツは?
損切れない事は、心理学的に当てはまるらしく簡単に損切を体得できるものではないみたいです。だからこそ、自分なりの考えでルールを作るか、損切設定を変更できない仕組みでトレードをするかとなります。ルールとしては、エントリーの時に損切・利益確定を設定してからは一切チャートを見ない事です。損失は許容しながらあわよくば利益があったら最高くらいの気概で挑む方が楽です。また、一喜一憂が無くなり他の事が手につかない状況からも脱出できるはずです。利益は忘れた事にやってくる!後は、ロットを抑えてある程度放置できる精神状態にするなどあります。
損切設定を変更できない仕組みでは、損切できるEA(自動売買プログラム)を作るか、ノックアウトオプション(IG証券)のように損切位置を変更する事が出来ない取引ツールを使うのが良いかもしれません。
やってみよう!!
問題① 相場で勝つ為に管理する項目は何でしょう?
問題② 相場で自分がコントロールできるものは何でしょう?
問題③ 損切するコツは何でしょう?
解答② 「エントリーをする事」と「決済をする事」
解答③ チャートを見ない事(笑)
解答はあくまで個人的な見解でありは参考程度にして下さい。大切なのは、上記を参考
リスク管理に関して自分と向き合い自分なりの答えを出してみるという事ではないでし
ょうか。
応援を宜しくお願いします(≧◇≦)
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