【テクニカル考察】 値幅理論 E・N・V・NT計算 【2】
値幅理論の復習
前回の値幅理論の復習はコチラから
【E値幅】は上昇と同じ値幅が、上に出てくる計算方法となります。
【N値幅】は上昇の同じ値幅が、下に修正した点から上に出てくる計算方法となります。
【V値幅】は下に修正した値幅の倍値幅が、修正点から上に出てくる計算方法となります。
【NT値幅】は上昇した値幅から下に修正した値幅を“差し引いた値幅”が、下に修正した点から上に出てくる計算方法となります。
この【E・N・V・NT値幅】が水平ラインや斜めラインでも機能している事が理解してもらえたでしょうか。まだ、試された事がない方は過去の記事を参考にしてやってみて下さい。
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値幅理論の精度を上げてみよう
でも、「これ全然つかえね~じゃん」って思っている方も多いかもしれませんが、それはそれでOKです。あくまで数ある“テクニカル分析の一つ”でしかないので、自分が使いやすいのが一番です。私も最初は思っていましたが、いつの間にはある程度、反応する値幅になっています。
ですが、値幅を取っても反応する時と反応しない時があります。なのでラインの精度を高める方法がありますので、ご紹介をしていきます。
1)回数を重ねて経験値を上げる方法
何回も繰り返しラインを引くことで、“よくある角度”や“通貨固有のライン”などが何となく気が付き始める事があります。ただし、これを感じるまでには時間が掛かったりするので、オススメとは言えません。
2)リアルタイムでの確認
一度、何かしらの根拠で引いたラインが、今のチャートの値幅理論で反応しているかの確認をする事です。一つの値幅が発生したら次の値幅の順番は、NT→N→V→Eの順となる事が多くあります。NT値幅を超えたが、NT値幅のポイントで反応していたので、次はN値幅狙ってみる。N値幅のポイントで反応していたので、次はV値幅を狙ってみると言った感じで、確認しながらポイントを変更する事が有効的になります。
3)値幅を組み合わせての使用
値幅は時間が進めば大きな値幅に変化をしていきます。それに伴って前回までは小さなE値幅を狙っていたが、次は大きなNT値幅に変化するなど、チャートが作られながら変化をしていきます。よくある形が“V値幅”と“NT値幅”が重なる事です。
V値幅とNT値幅が合致するポイントは結構な確率で、一度は反応して反発します。
〇【V値幅】+【NT値幅】の合致点
左の赤丸から出発して、上と同じ値幅を下に出した【V値幅】パターンとなります。
もう一つは、右の赤丸まで一度戻っているので【NT値幅】パターンとなります。
2つの値幅が合致しているポイントで一旦止まっている状態です。
〇大きい【V値幅】+【NT値幅】+小さい【V値幅】の合致点
左の赤丸から出発して、上と同じ値幅を下に出した【V値幅】パターンとなります。
もう一つは、右の赤丸まで一度戻っているので【NT値幅】パターンとなります。
最後は、右下にある【小さいV値幅】パターンとなります。
3つの値幅が合致しているポイントで一旦止まっている状態です。
こっから先は、続伸するのか・反発するのかは分かりませんが、一度反応して止まっている事は間違いないでしょう。さらに値幅以外のテクニカル分析があれば、更に良い結果となるでしょう。
話を戻すと、このチャートパターンは見たことありませんか。よく言われるので“レジサポ転換”・“ロールリバーサル”とかでしょうか。つまり、これが発生していると“有効なライン”となっている可能性が高い証拠となります。
逆説で言えば、近しいラインを引いていたならば、“レジサポ転換”するような角度に微調整をしてあげる事で、値幅が反応するラインに変化するという事になります。
こういうテクニカルの組み合わせは他にも沢山あります。全く違う理論体系から抜き取ったテクニカルが重なる時って、なんか神秘を感じてしまいますね(笑)
やってみよう!!
反応する【E・N・V・NT値幅】を検証してみよう。
①E・N・V・NT値幅を使用するラインを引いてみよう。
②そのラインで値幅がどの様に変化しているのか確認してみよう。
例:NT→N→V→Eの順番に変化している等
③値幅が合わない場合は、2)・3)を確認しながら、値幅の微調整をやってみよう。
④一連の流れを10カ所やってみて、新たな気づきをメモしておこう。
応援を宜しくお願いします(≧◇≦)
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最後まで読んで頂き
スペシャル感謝.._〆(・∀・*)ノ
短期間と長期間の値幅の到達点は強力