【テクニカル考察】 値幅理論 E・N・V・NT計算
値幅理論からテクニカル分析の勉強が始まった
皆さんはチャート分析をしている中で“値幅理論”という言葉を聞いた事がありましたでしょうか?筆者が投資を初めたばかりの頃は全く聞いた事がありませんでした。ダウ理論・グランビルの法則・エリオット波動などの理論は、よく聞きましたが“値幅理論”は相場で酷くやられた後に知りました。(笑) 実際にチャートで試してみると分かるのですが、【値幅理論通りに凄く反応している】事がすぐに理解ができます。この時に初めてテクニカル分析の凄さを知り、チャート・テクニカルの勉強を始めるきっかけとなりました。そこから、テクニカル分析の各理論も言葉で知っているだけで使えている気分になっている事や、実は勉強した事もほとんど忘れている事に気が付き、他の理論の勉強や分析をちゃんとするきっかけとなりました。
値幅理論とは
これは一目均衡表の値幅理論からなるもので、一つの値幅を【①】と仮定して、今後どのように値幅を出していくのかを予測するテクニカル分析となります。値幅の計算としてE・N・V・NTの4つがあり、【①】の値幅を上に出すのか・下に出すのかをアルファベットの形から命名された計算方法となります。
値幅理論 E計算
【E】は上昇の①値幅と同じ値幅が、①の上限の数値から上に出てくる計算方法となります。
値幅理論 N計算
【N】は上昇の①値幅と同じ値幅が、①の上限の数値から下に修正した点から上に出てくる計算方法となります。
値幅理論 V計算
【V】は下に修正した①値幅と同じ値幅が、①の上限の数値から上に出てくる計算方法となります。
値幅理論 NT計算
【NT】は上昇の①値幅から下に修正した②値幅を差し引いた③値幅が、②の下限の数値から上に出てくる計算方法となります。
やってみよう!!
E・N・V・NT計算通りの値幅があるか過去チャートで調べてみよう。
①通貨・時間軸はどれでもOKです。チャートに四角形の図が書ければ分かりやすいです。
②E計算で出ている値幅を10カ所探してみよう。
③N計算で出ている値幅を10カ所探してみよう。
④V計算で出ている値幅を10カ所探してみよう。
⑤NT計算で出ている値幅を10カ所探してみよう。
この値幅理論は、今後の値幅の出し方を予測するテクニカル分析と言いましたが、言葉を変換すると【値幅の到達で、反転する箇所が分かる】テクニカル分析でもある事が分かります。つまり、今回の演習は10カ所と記載していますが、できる限り多く探してみる事でチャートの見え方が変わってくるかもしれません。
応援を宜しくお願いします(≧◇≦)
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